pgAdmin 4は、PostgreSQLデータベースを管理するための強力なオープンソースツールです。今回は、Dockerの公式サンプルを使用して、pgAdmin 4を簡単にセットアップする手順をご紹介します。以下は手順です。
前提条件
このプロジェクトを実行するには、DockerとDocker Composeが必要です。インストールされていない場合は、公式ウェブサイトからインストールしてください。
補足:Dockerをインストールする際には通常、Docker Composeも一緒にインストールされます。(^^)
手順
1. Dockerを起動します
2. Docker公式のサンプルページから必要なファイルを取得します
Docker公式のサンプルページにアクセスし、2つのファイルを取得して保存します。
.env
: 環境変数を設定するファイルcompose.yaml
: Docker Composeの設定ファイル
3. 設定ファイルを設定します
プロジェクトを展開する前に、.env
ファイルで以下の値を必要に応じてカスタマイズします。ご自身の環境に合わせて設定を調整してください。
POSTGRES_USER=yourUser
POSTGRES_PW=changeit
POSTGRES_DB=postgres
PGADMIN_MAIL=your@email.com
PGADMIN_PW=changeit
4. Docker Composeを使ってアプリケーションを動かします
設定が完了したら、以下のコマンドを実行してDocker Composeを使ってアプリケーションを動かします。
docker-compose up -d
これにより、PostgreSQLとpgAdmin4のコンテナが起動し、pgAdmin4のWebインターフェースがポート5050で利用可能になります(例: http://localhost:5050)。
5. ブラウザでpgadmin4にアクセスしてログインします
pgAdmin 4が正常に起動したら、ウェブブラウザを開いて以下のURLにアクセスしてログインします。
<http://localhost:5050>
- ユーザー名:
$PGADMIN_MAIL
(.envファイルを参照) - パスワード:
$PGADMIN_PW
(.envファイルを参照)
注意: エラーが発生した場合、pgAdmin 4のコンテナがまだ起動していない可能性があります。エラーが発生した場合は、30秒ほど待ってからもう一度ログイン画面にアクセスしてみてください。
6. PostgreSQLに接続します。
pgAdmin4にログインした後、以下の手順に従ってPostgreSQLデータベースを追加できます。
- 左上隅の「サーバー」を右クリックし、「作成」→「サーバー...」を選択します。
- 接続に名前を付けます。
- 「接続」タブに移動し、接続の詳細を設定します。
- ホスト名: "postgres"(通常、PostgreSQLデータベースのIPアドレスですが、DockerはコンテナのIPを名前で解決できます)
- ポート: 5432
- メンテナンスデータベース:
$POSTGRES_DB
(.envファイルを参照) - ユーザー名:
$POSTGRES_USER
(.envファイルを参照) - パスワード:
$POSTGRES_PW
(.envファイルを参照)
以上の手順を実行することで、PostgreSQLとpgAdmin4の環境を設定し、pgAdmin4のWebインターフェースを使用してPostgreSQLデータベースにアクセスできるようになります。
最後に、コンテナが正常に実行されていることを確認してください。これで、Dockerを使用して簡単にPostgreSQLとpgAdmin4の環境をセットアップできました。