ITのえんぴつ

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Google Apps Scriptで表データを整理!表1(変数)と表2(固定値)を組み合わせて表3を作る

Google Apps Script(GAS)を使用して、スプレッドシートのデータを加工し、特定のフォーマットで出力する方法を紹介します。本記事では、変数となる「表1」と固定値の「表2」を組み合わせて、新たに「表3」を作成するスクリプトを解説します。

 

表1(変数)

A列 B列 C列
⭐︎A⭐︎ ⭐︎B⭐︎ ⭐︎C⭐︎
東北 北海道 - 札幌市
- 旭川市
- 釧路市
関東 東京 - 八王子市
関東 埼玉 - さいたま市
- 春日部市

表2(固定値)

E列 F列 G列
アクション データ 期待される結果
グループ「⭐︎A⭐︎」 1. グループ「⭐︎A⭐︎」を選択する
2. 地域設定を選択
3. 【⭐︎B⭐︎】地域を選択
4. 販売フラグのチェックを確認する
下記の販売フラグのチェックが付与されています
⭐︎C⭐︎

 

表3(出力)

J列 H列 I列
アクション データ 期待される結果
グループ「⭐︎A⭐︎」 1. グループ「⭐︎A⭐︎」を選択する
2. 地域設定を選択
3. 【⭐︎B⭐︎】地域を選択
4. 販売フラグのチェックを確認する
下記の販売フラグのチェックが付与されています
⭐︎C⭐︎
グループ「東北」 1. グループ「東北」を選択する
2. 地域設定を選択
3. 【北海道】地域を選択
4. 販売フラグのチェックを確認する
下記の販売フラグのチェックが付与されています
- 札幌市
- 旭川市
- 釧路市
グループ「関東」 1. グループ「関東」を選択する
2. 地域設定を選択
3. 【東京】地域を選択
4. 販売フラグのチェックを確認する
下記の販売フラグのチェックが付与されています
- 八王子市
グループ「関東」 1. グループ「関東」を選択する
2. 地域設定を選択
3. 【埼玉】地域を選択
4. 販売フラグのチェックを確認する
下記の販売フラグのチェックが付与されています
- さいたま市
- 春日部市

サンプルコード

function generateTable3() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  var data = sheet.getDataRange().getValues();
  
  var outputData = [];
  outputData.push(["アクション", "データ", "期待される結果"]);
  
  for (var i = 1; i < data.length; i++) {
    if (!data[i][0]) break; // A列が空欄なら処理を終了
    
    var variableA = data[i][0]; // 表1のA列
    var variableB = data[i][1]; // 表1のB列
    var variableC = data[i][2]; // 表1のC列
    var action = `グループ「${variableA}」`;
    var details = `1. グループ${variableA}」を選択する\n2. 地域設定を選択\n3. 【${variableB}】地域を選択\n
4. 販売フラグのチェックを確認する`; var expectedResult = `下記の販売フラグのチェックが付与されています\n${variableC}`; outputData.push([action, details, expectedResult]); } var outputRange = sheet.getRange(2, 10, outputData.length, outputData[0].length); // J2 から出力 outputRange.clearContent(); outputRange.setValues(outputData); }

このスクリプトを使うことで、スプレッドシート上の変数データと固定データを組み合わせ、新しいフォーマットで表を作成できます。 📌 活用例

  • データの自動整理・加工

  • 権限設定のチェックリスト生成

  • シナリオテストのデータ作成

ぜひ、自分のスプレッドシートで試してみてください!🚀